Stable Diffusionの商用利用について。ライセンスも個別解説

原則はStable Diffusionで作成した画像の商用利用は可能

ライセンスにCreativeML Open RAIL-Mの記載あればOK

公式サイトより生成された画像については著作権侵害の主張はしないと発表されております。

個人情報や誤情報を流布するなど、危害を加えるような行為、ケースについては除外されています。

注意すべきところはCreativeML Open RAIL -M の記載があれば安心してそのモデルは使ってもよいでしょう。

ただし、ネット世界特有の改定は頻繁に行われているので常に最新情報を入手するように心がけて下さい。

商用利用できないケース ２点

原則、商用利用できますが例外が存在します。商用できないケースを挙げていきます。

商用利用が認められていない画像を読み込ませたケース

利用できない画像を読み込ませた場合なので img2imgを利用する場合に該当することが多いので注意しましょう。

img2imgは元々ある画像を読み込ませて新しい画像を生成する機能です。これにより簡単に似たような雰囲気のキャラクターなどの生成が可能になります。

キャラクターに限らず、ロゴマークなど図形に関しても著作権侵害が及びますので注意です。

特に既存の画像からデータ生成する場合には画像のライセンスフリーかどうかを確認しましょう。

商用利用不可のモデルを追加学習させたケース

ご自身のパソコンで画像生成データを作る場合に、他のモデルを学習させることで、あなた自身のオリジナルのモデルを作成させることが可能です。

モデルというのは、特定の画像に特化したデータモデルのことです。アジア風の女性やアニメに特化したモデルなどです。このモデルを学習させてより高度な画像生成が可能となります。

この場合、注意が必要なのは、取り込みしようとしているモデルのライセンスです。商用利用不可のモデルを追加して販売した場合の法的措置が発生します。

常にモデルを使う場合はライセンスに気を配るようにしましょう。

モデルの商用利用可否の注意事項

Use the model without crediting tha creater

モデルと制作者の明記は必要か？

×であれば、明記は必要です。

Sell images they generate

生成画像を販売することはできますか？

×であれば、販売不可です。まずはここをチェックすべきです

Run on services that generate images for money

このモデルを使った有料画像サービスは運営できますか？

×であれば、運営することができません。

通常利用する場合のひとであれば、意識することはないと思います。画像生成サービスが提供する側になった場合に当該モデルを利用することはできないという意味です。ココナラやクラウドワークスの案件でお金をとって画像データを提供した場合もアウトです。無償で提供してもアドセンス広告などを得ていれば間接的に利益を得ていると読めます。特に事例もないので確証はないです。

Share maeges using this model

このモデルと他のモデルを追加学習させて再配布は可能か？

×であれば、追加学習させたモデルを再配布することはできません。

Sell this model or marges using this model

このモデルと他のモデルを学習させて作った新しいモデルの販売は可能か？

×であれば販売不可です。

Have different permission when sharing merges

新しく作ったマージモデルの制限は、このモデルと違っても大丈夫か？

×であれば全て同一の制限を設ける必要があります。